国土交通省が、社会保険未加入におけるQ&Aマニュアルを作成。

お世話になります。

建設業許可申請専門行政書士の長島です。

ご存知の方も多いかと思いますが、平成２９年３月末日時点で、建設業許可業者の社会保険加入率１００％を国が目指しております。

今回、国土交通省は、建設技能労働者の社会保険加入促進策の一環として、企業などから寄せられる頻度の高い質問とその回答をまとめたＱ＆Ａを作成し、既に公開しております。

Ｑ＆Ａは全部で７６項目で、基本的な内容から、実務で生じる疑問点などを網羅し、同省が新たに始めた未加入対策なども解説しております。

Ｑ＆Ａの作成は、今年１月に開かれた同省の「社会保険未加入対策推進協議会」で、下請指導ガイドラインの改定などと併せて今後の未加入対策として打ち出されておりました。

Ｑ＆Ａでは、
・社会保険とはなにか？

・未加入のままだとどうなるのか？

など、これまで社会保険に関心が薄かった人に向けた初歩的項目だけでなく、

・建設国保組合などの国保組合の加入者は協会けんぽに入り直すのか？

といったよく寄せられる質問にも対応済です。

見積書で法定福利費を内訳明示する際の記載方法など、実務的な内容も掲載しております。

・一人親方対策として何を行えばよいか？

・なぜ建設業法で社会保険未加入者を取り締まるのか？

などの経営者が疑問に感じる内容についても回答しております。

国土交通省は、元請、下請、一人親方などさまざまな立場から見た社会保険未加入対策の疑問点やポイントを整理することで、対策への理解を広げていくことを目的にしております。

Ｑ＆Ａは国土交通省ホームページの社会保険未加入対策専用ページに掲載しております。

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