奈良県が最低賃金支払徹底を条例化!
お世話になります。
建設業許可申請専門行政書士の長島です。
奈良県で、公共工事の受注業者に対して、従業員への最低賃金以上の支払いや社会保険加入の徹底と報告を求め、悪質業者には過料を徴収する条例を制定する方針です。
もし、制定すれば全国初のケースで、来年4月施行を目指すとのことです。
内容としては、
・下請も含め、最低賃金以上の支払いと労働保険(労災・雇用各保険)と社会保険(健康・厚生年金各保険)の加入を求める。
・これらの加入について、報告義務を課し、必要に応じて立ち入り調査をする。
・悪質な場合は、業者名の公表。
・虚偽報告や調査拒否の場合は、過料5万円以下を徴収する。
とのことです。
対象は、3億円以上の建設工事、3000万円以上の業務委託や指定管理となります。
背景には、最低制限金額ギリギリでの応札により、労働者の賃金が切りつめられている現状があるとのことです。
この流れも、全国的に波及する可能性があります。
今後の動向に注目です。
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