鉄筋施工技能検定で3級が新設されます!
お世話になります。
建設業許可申請専門行政書士の長島です。
建設技術者養成政策、どんどん加速してきております。
2016年をめどに、鉄筋工技術者の充足を目指すために、鉄筋施工技能検定で「3級」を2016年度にも新設する方針を固めております。
受検層は、工業高校や職業訓練校の在学生を想定しております。
学校で身に付けた技能を国家検定で評価することで、若年者の建設業界への入職促進、キャリア形成につなげる狙いです。
将来、1級、2級とステップアップしていく中で、建設業許可で必要な専任技術者に就任できる可能性がありますので、その足がかりの資格になります。
建設現場の代表的な専門工事職種の一つで、型枠大工と並んで不足感が強い鉄筋工の若い担い手確保策として活用します。
今回の鉄筋施工の3級技能検定新設は、業界団体の要望を受けて、厚生労働省が検討し、新設の判断がでました。
検定に合格すれば、「3級鉄筋施工技能士」を名乗れます。
現状の技能検定の受検には、学歴により異なりますが、1級には7年以上、2級には2年以上の実務経験が必要ですが、3級は工業高校や職業訓練校の在学者や実務経験がある人なら受検できるようになります。
現在、3級技能検定のある建設関係の技能職種では
・造園(造園)
・建築板金(板金)
・冷凍空気調和機器施工(管)
・建築大工(大工)
・とび(とび・土工)
・左官(左官)
・ブロック建築(とび・土工)
・配管(管)
・内装仕上げ施工(内装仕上げ)
・情報配線施工(特になし)
となっております。(カッコ書きは、対応建設業種)
今後の予定は、2015年度に中央職業能力開発協会で問題作成に着手する。
鉄筋工技能者は、型枠大工と並んで建築系専門工事業で、不足感が強い上、技能者の高齢化も進んでいるので、業界の将来を担う若手の確保が急務となっています。
厚生労働省の狙いは、若年者に3級技能士の資格を積極的に取得してもらい、その後、とび・土工工事業の専任技術者になれる2級、1級の技能検定の合格を目指してキャリアアップを促すことです。
今後も、建設業界の若返り策、優秀な技術力の確保、高品質な工事の維持のために、官民の協力が不可欠と言えます。
私も、建設業界の一端に関わるものとして、有益な情報が入り次第、ブログにてお知らせいたします!
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