鉄筋工の社会保険加入状況

お世話になります。

建設業許可申請専門行政書士の長島です。

とび・土工・コンクリート工事で請け負える基礎工事や鉄筋工事業等で活躍する鉄筋工の社会保険加入が1次下請を中心に進んでいることが全国鉄筋工事業協会の会員企業に行ったアンケートで判明しました。
下請の国民年金または厚生年金の加入率は91%に上ったとのことです。
しかし、孫請以下は加入率が65%と低いとのことでした。
 
アンケートは全国鉄筋工事業協会に加盟する企業を対象に昨年7~9月に実施しております。
1次下請業者と孫請以下の下請業者を合わせて1581社から回答しております。
 
加入者のうち、厚生年金と国民年金の割合は厚生年金67%、国民年金24%で、未加入は9%とのことです。
孫請の加入率は、国民年金の割合が51%と高く、厚生年金は14%にとどまり、未加入は35%になったそうです。
 
また、会員各社に所属する鉄筋工の年齢構成も調査しております。
10代は631人(4%)
20代は2539人(16%)
30代は3615人(23%)
40代は3898人(24%)
50代以上が5265人(33%)
との結果でした。
他の専門工事業に比べ、若年層が多いことが判明しました。
しかし、「若年層の離職率が高いこと」が懸念されるとのことです。
ですから、「この時点で若年者を雇用していかないと、鉄筋工の未来がない」と危機感を持っております。
 
確かに、幾度となくこのサイトでもお話ししているように、
・社会保険料が高いこと
・従業員が手取り額を増やすために、社会保険加入をためらう
ことが孫請以下の建設業者さんが加入されないことの要因かなと私なりに肌で感じております。

しかし、現在は建設業許可申請で、「社会保険の加入状況」という様式を添付する義務があります。
そして、法人形態の建設業者さんは、少なくとも健康保険、厚生年金保険に加入する義務がありますので、大変だと思いますが、ぜひ社会保険に加入しましょう!

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