建設業者の倒産状況
お世話になります。
建設業許可申請専門行政書士の長島です。
民間調査会社である東京商工リサーチが昨日、2014年上半期(1~6月)の負債1000万円以上の建設業倒産は、前年同期比19・6%減の1035件と上半期としては6年連続で前年を下回ったとのことです。
全国的にも減少傾向で、負債総額も81・7%減の1243億4100万円と上半期としては過去20年で最少とのことです。負債10億円以上の倒産は15件でした。
原因としては、
・震災復興工事の進展や公共事業の全国的な拡大
・景気回復機運の高まりによる設備投資
・不動産投資の伸び
が建設業の倒産を抑制したと東京商工リサーチは分析しております。
業種別の倒産件数は、
・総合工事業497件
・職別工事業303件
・設備工事業235件
となっております。
原因別では、
・受注不振630件
・運転資金の欠乏70件
・事業上の失敗34件
・他社倒産の余波26件
となりました。
しかし、運転資金の欠乏が原因の倒産が増えているのが目立つとのことです。
人手不足による労務費の上昇が影響していると分析しております。
以前に比べると、建設業者さんの倒産件数が減り、業者の淘汰がされてきた感がありますが、まだまだ予断を許さない状況が続きますので、社長様も気を引き締めて経営のかじ取りをお互い頑張りましょう!
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