電気通信工事施工管理技士が新設されます!
お世話になります。
大阪の繁盛工務店クリエーターの長島です。
今日も暑かったですね。
暦上では夏になっておりますので、そろそろ上着を脱いでもいいかなと感じております。
私は、大汗かきなので、これからが非常にツライ季節になりますが、元気良く乗り切っていこうと思います。
さて、標記の件ですが、先日、このブログでお知らせしたように、「電気通信工事施工管理技士」創設が決まったようです。
現時点では、最終の取りまとめに入っているようで、平成30年度に第1回試験が行われると予測されております。
今まで、電気通信工事業は10年実務、学歴実務で取得するパターンが多かったと思いますが、これで非常に建設業許可取得が容易になるかと考えます。
国土交通省は、技術検定の種目に電気通信工事の1、2級を設け、学科と実地で試験を行います。
そして、受験資格に、専任技術者就任には、資格取得後、実務経験5年が必要になる電気通信主任技術者には、受験に必要な実務経験年数につき、1級が資格者証の交付後6年以上(指導監督的実務経験1年以上を含む)、2級が1年以上とする短縮措置を与えるようです。
また、学歴指定学科には電気通信工学、電気工学、土木工学、都市工学、機械工学、建築学に関する学科を明示しております。
試験科目は、学科試験が「電気通信工学等」「施工管理法」「法規」、実地試験が「施工管理法」で、それぞれに試験基準を設定しており、例えば、学科試験の電気通信工学等の科目は、電気通信工事の施工に必要な電気通信工学、電気工学、土木工学、機械工学、建築学に関する知識や、電気通信設備(有線電気通信設備、無線電気通信設備、放送機械設備、データ通信設備など)に関する知識としております。
電気通信設備の例示は、建設業法で規定する電気通信工事業の建設工事の内容に沿っており、取りまとめ案では有線電気通信設備、無線電気通信設備、ネットワーク設備、情報設備、放送機械設備などとしております。
そして、他の施工管理技士と同じように、1級電気通信工事施工管理技士の資格者は監理技術者、2級電気通信工事施工管理技士は主任技術者に就任できます。
現在、法定されている建設業許可29業種のうち、
・機械器具設置
・電気通信
・さく井
・消防施設
・清掃施設
の5業種は施工管理技士試験がありません。
これで、建設業許可取得が困難な業種は、民間工事の需要が高い機械器具設置工事くらいになりました。
一方で、最近は、機械器具設置、電気通信各工事業の取得や業種追加の依頼が多く、建設業者さんと綿密な打ち合わせを行って、許可取得に至っているケースを多数関与させていただきました。
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